もくじ
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- オーシャンエントリーへ向かってデッド・エンド・ハイク(2006年9月)
- 出発!
- エンド・オブ・トレイルの先
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- 迫力のオーシャンエントリー
- 暗闇の帰り道
チェーン・オブ・クレーターズ・ロード 地図
オーシャンエントリーへ向かってデッド・エンド・ハイク(2006年9月)
オーシャンエントリーは発生していません。(2021年10月13日現在)
オーシャンエントリー(溶岩が海へと流れ込む場所)の発生場所は都度異なりますが、最近はカラパナ側に流れることが多いです。この記事は国立公園側からアクセスした場合の内容となっていますので、参考程度に留めて下さい。
往復:4時間程度(7マイル/11.5km)
必需品:一人1本の懐中電灯(+ 予備の電池)・たっぷりの水・帽子・雨具・上着・長ズボン
あると便利:双眼鏡・軍手(転んでもケガしないように)
おすすめ度:
おつかれ度:
オーシャンエントリーの一番近い場所まで行ってみることにしました。どんな絶景が待っているのでしょうか…!?
オーシャンエントリーへのルート
イメージ図です
注意事項
- オーシャンエントリーまでの道のりは、道なき道を進む危険なルート。歩く場合は自己責任で!
- 日陰は一切ありません。日差しの照り返しもあり、暑さは厳しいです。熱中症にならないよう、たっぷりと水のご用意を。
- 溶岩の上で転ぶと怪我をします。暑くても長ズボンを穿いていきましょう。
- 歩き始めるのは午後の3時過ぎがオススメ。夕方になれば暑さが和らぎます。オーシャンエントリーは辺りが薄暗くなり始めた時が一番美しく、この時間に出発すると丁度夕暮れ時に辿り着けます。ただし帰り道が真っ暗になるため、懐中電灯は1人1本は絶対に必要。
出発する前に状況チェック
オーシャンエントリーを目指す上で最も重要なのは、レンジャーステーションに掲載されている当日の状況をチェックすること。
当日の状況
この日は、オーシャンエントリーのビューイングエリアまで 1.5マイル(2.4km)程。往復約1時間。赤く光るオーシャンエントリーも無事見られそうです。空気の質も良し!
では、出発です。
出発!
レンジャーステーションから約15分。デッドエンドに着いたら、溶岩大地の上に点々と続く黄色い印を辿りながらの楽しい溶岩ハイク。黄色い印は安全な場所という印です。
デッドエンド
黄色い印
少し歩くと分岐点に差し掛かります。
分岐点
オーシャンエントリーに行くには、右に曲がらずに直進。初めて通るルートです。「NO PARKING」の標識が溶岩に埋もれている写真を WEBサイトで時々見かけましたが、このルート沿いに発見!
「NO PARKING」の標識
しばらく歩いて行くと黄色い印がぷっつりと切れて、エンド・オブ・トレイルの案内板が現れました。本来ならここで終了。でも、今回はここからが本番!この先は自己責任で。
End of Trail
エンド・オブ・トレイルの先
目的地は、オーシャンエントリーのあるデルタ地帯(地図上のピンク色の部分)を囲うロープ。白いポールを1本1本巡りながら進みます。ポールは全部で6本。
ポールとポールの間は、かなり離れているため見失う場合も多々あります。こんな時のために双眼鏡があると便利。ただ、もし見失っても、それ程心配しなくても大丈夫。オーシャンエントリーに向かって歩いていればそのうちに見つかるでしょう。
さて、最初のポール No.1 を目指します。トレイルエンドから No.1 のポールまでは約10分ほどかかりました。
No.1 のポール
どこまでも続く溶岩大地
序盤で余裕があるせいか、色んな溶岩を眺めながら歩くことができました。パホエホエ溶岩のウネウネとした模様や、溶岩の亀裂に驚いたりして、歩くこと自体が楽しいです。
綺麗な模様のパホエホエ溶岩
そうこうしている間に No.2 のポールに到着。No.1 から No.2 の間も、約10分程度でした。
No.2 のポール
ポール No.2 から No.3 の区間は約15分。No.3 のポールまで来ると、オーシャンエントリーにかなり近づいてきたような気がします。しかも、ここから見るオーシャンエントリーの水蒸気は、素晴らしいものでした!カラパナ側の水蒸気の見え方もいい塩梅です。しかし、ここで甘んじるわけにはいきません。
No.3 のポール
絶妙な景色
やっと中間地点。興味半分でやってきた人達も、さすがに引き返してしまうため、周囲に歩いている人もかなり減ってきます。人っ子一人いないと不安になりますが、しばらく休憩していれば後続隊がやってきます。残りの道のりも焦らず気長に行きました。
No.4 のポール
No.5 のポール
この辺りの溶岩は、歩くとシャリシャリと細かく割れたガラスを踏んでいるような音がします。2002年の9月にドロドロの溶岩を見に行った時に聞いたあの音です!これは溶岩が新しい証拠。よし、もうちょっとだ!
そして、最後のポール No.6 を目指します。これまで、歩きづらい場所をそこそこ歩いてきましたが、それ程疲れは感じませんでした。期待感で興奮しているからでしょうか。
No.5 から No.6 の区間は10分弱で到着。すごい達成感!No.6 のポールのすぐ傍に、デルタ(ラバベンチ)地帯を囲むロープが張ってありました。ロープの先は崩れる危険性があるので、絶対に入ってはいけません。
このロープは越えちゃダメ
越えると、この注意書きのようになるかも
歩き続けて約2時間。写真を撮りながらなので、かなりの時間のロスはあったとはいえ、がんばった…!
そして、一番溶岩が見えそうな場所である海側の崖っぷちへ。ここにはすでに先客が数名いました。オーシャンエントリーを覗いてみると、こんな素晴らしい光景が広がっていました。
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